ランチェスター戦略で有名な【陶山訥庵】先生の墓参りへ行って感じたこと

ランチェスター戦略で有名な【陶山訥庵】先生の墓参りへ行って感じたこと

サンアクト代表の辰本康介です。

 

ミナミのテナント仲介で地域戦略をするのに

10年前から活用しているランチェスター戦略

【参考記事】

経営者の方は経営とは何か?という問いに答えられるのか

朝の勉強会に通うようになって6年となります。

 

DVD教材の中にある、イノシシ退治で話で有名な

陶山訥庵】という方がおられます。

 

この陶山訥庵先生は300年以上前に長崎県は対馬で

イノシシ被害により苦しめた人々をランチェスター戦略を

用いて全滅させたすごい方です。

 

対馬聖人 陶山訥庵(すやまとつあん)

ランチェスター戦略自体は1914年に

フレデリック・ランチェスター

考えだした戦略なので、陶山訥庵先生は

ランチェスター戦略を用いたわけではありませんが、

そのイノシシ撃退方法がまさにランチェスター戦略を

実践したものなんです。

 

いつか対馬に行ってイノシシを撃退した現場と

陶山先生の墓参りをしたいと考えておりました。

そして、いざ対馬へ!

対馬の大きさ

 

淡路島より少し大きく南北に約80キロと

細長い島で、北と南の2つの島に分かれています。

平地が少なく、島土の約89%が山地だそうです。

陶山訥庵のイノシシ退治の戦略

 

陶山訥庵先生は対馬全体を9つに分けて

最北端の【】という場所から始めました。

 

9つのエリアをさらに細分化させ、

1.5mの柵を立ててイノシシを追い込み

1つ1つを制圧し、確実にイノシシを減らします。

 

1冬で1ヵ所ずつ行い、9年間かけて実行したそうです。

 

この風景を見て感じたことは

よくこんな山ばかりの立地でイノシシを

全滅させたな!とただただ驚くばかりでした。

1000年以上続いたイノシシとの戦いに幕

 

一人の戦略家のおかげで1000年以上にわたり

苦しめられてきたイノシシ被害から対馬の人たちは

救われました。

 

これは野球に例えるとしたら

プレーヤーは変わらずとも監督が変わるだけで

優勝してしまうこともあるってことです。

 

つまり戦術よりも戦略がいかに大事かということですね。

対馬の島の特徴

 

人口は約3万人

韓国の釜山までが約50キロ
福岡港までは140キロなので

コロナ前までは韓国からの観光客がかなり

多かったみたいで、色んな看板に
ハングル語が書かれていました。

写真の右奥が釜山です。

望遠鏡で見たら釜山の街まで見えました!

対馬のあなごは日本一

 

対馬はあなごの水揚げ高が日本一だそうです。

 

ランチに食べましたが、フワッと柔らかくて

甘みがあり、米との相性が抜群です。

 

まとめ

 

300年前、電気も車も無い時代に9年かけて
イノシシ退治をやり遂げた陶山訥庵さんは

間違いなく信念の人ですね。

 

島の人たちから、そんな作戦には従えないと

住んでいる家に石を投げ込まれたりもしたそうです。

 

しかし、絶対に全滅させる!という強い願望や信念が

あったからやり遂げられたんだと思います。

 

そして誰よりもこの島の事を考え、何が何でも

イノシシを絶滅させて島民を守るという愛こそが

陶山訥庵先生のモチベーションだったのかなと

この島を巡ってみて感じたことです。

 

念願の陶山訥庵先生の墓参りもできました。

対馬に行く機会を下さった竹田先生や井上さん

一緒に行ってくれた横山社長

ありがとうございました!

 

心より感謝申し上げます。

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