みなさんこんにちは
飲食店の開業を考えた時、
設備のそろった居抜き物件なら
すぐ開業できて便利と思っている方、
けっこういらっしゃるのでは
ないでしょうか？
今回は、居抜き物件を契約される前に
後で後悔しないためにも
必ずチェックしていただきたい
注意点についてお伝えしたいと思います。
契約前に必ず設備の動作確認をしましょう
居抜き物件で特に気を付けて欲しいのは、
設備の動作確認です。
設備の修理代は借主負担です
マンションなどの契約だと
エアコンなどが付帯設備扱いのケースも多く、
故障した場合は家主が修理してくれますが、
居抜き物件の設備が壊れた場合、
その修理代は借主の自己負担になります。
なぜ修理代が借主負担になるか？
基本的に居抜き物件の場合は、
設備は全て残置物扱いということが
多いです。
※残置物とは、前の借主が退去時に
物件内に置いていった物であり、
家主は性能保証をする義務が
ありませんので、故障した場合は、
借主負担で修理することになります。
【参考記事】
きっと動くだろうという思い込みはやめるべき
居抜き物件の設備は残置物のため
きっと設備が動くであろうと
思い込み確認を怠ることはやめましょう。
契約後に「冷蔵庫が壊れている、
エアコンが効かない、どうしよう～」
とならないためにも、
必ず契約前に動作確認することをおすすめします。
動作確認をする際の３つのポイント
それでは、実際に動作確認をする際の
３つのポイントについて説明していきます。
①機械の製造年月を確認しましょう
その機械が、どれぐらいの状態かを知る手段として
目安にしやすいのが、製造年月の確認です。
メンテナンス具合にもよりますが、
一般的に言われる１０年で寿命というのを
一つの判断基準としても良いでしょう。
②時間をかけてチェックしましょう
設備の動作チェックで気をつけたいのが、
ただ単に電源が入ったし大丈夫だろうと
なってしまうことです。
電源が入ったものの、冷蔵庫が冷えない、
製氷機の氷ができない、エアコンが
全然涼しくならないなど
時間をおかないと分からないことが
時々起こります。
ですから、動作確認をする際は、
電源を入れてから最低２時間は
かけて本当に使えるのかを
判断するようにしましょう。
③温水洗浄便座は水がでるか確認しましょう
これもよくあるケースなのですが、
温水洗浄便座から水が出ないという
トラブルです。
これは汚い物件だと抵抗を感じ、
チェックしにくい箇所ではありますが、
怠らずに行いましょう。
電気・ガスが止まっている物件の場合
居抜き物件の中には、
電気・ガスの契約が個別契約
（借主様と電気・ガス会社が
直接契約する形態）の場合、
空室時は物件内で電気・ガスが
使用できず、電気設備やガス給湯器
のチェックができません。
そのような場合は、関西電力や
大阪ガスにお願いして
一次的に電気やガスを通してもらう
必要があります。
有料にはなりますが、
後々のトラブル防止の観点から
しておいて損はないでしょう。
心斎橋で居抜き物件を契約する際の注意点 まとめ
居抜き物件の契約前は
必ず設備の動作確認をしましょう。
【動作確認時の３つのポイント】
①機械の製造年月を確認しましょう
②時間をかけてチェックしましょう
③温水洗浄便座は水がでるか確認しましょう
【電気・ガスが使用できない物件の場合】
関西電力・大阪ガスへ連絡し
一次的に使える状態にしてもらいましょう。
居抜き物件は、設備がそろっていて
すぐに開業できると思われがちですが、
基本的に設備はすべて残置物です。
ですから家主側に設備の動作保証や
故障時の修理義務は一切ありません。
全て借主の自己責任となります。
契約してから後々トラブルと
ならないように事前確認することが
とても大切です。
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