みなさんこんにちは
ミナミの店舗専門不動産会社の
営業マン平松です。
初めての出店をご検討のお客様から
よく聞かれるご質問に
『スナック開業までの総費用はいくらかかりますか?』
という質問をされることがあります。
過去の成約事例から調べてみたところ
心斎橋のレジャービル10坪以下では
物件取得費用の平均は約85万円でした。
これは、2020年12月~2021年6月末までに
平松が担当した心斎橋のレジャービル空中階
仲介物件20件中の10坪以下の物件の
物件取得費用平均です。
これらを元にスナック開業までの必要資金を
くわしく解説したいと思います。
【参考記事】
心斎橋のレジャービル10坪以下物件の取得費用
物件取得初期費用の最安値は、
6.5坪/639,000円でした。
広さごとの平均は以下の通りです。
6坪前後の物件の取得費用
6~7坪物件の平均物件取得費用 673,978円
<総席数平均は9席>
8坪前後の物件の取得費用
8~9坪物件の平均物件取得費用 905,347円
<総席数平均13席>
10坪前後の物件の取得費用
10坪前後物件の平均物件取得費用 989,255円
<総席数平均18席>
【参考記事】
物件取得以外にかかる開業費用
お酒などのドリンク類
業種によって仕入れ費用に差がでます。
■ スナックは、30万~90万円
■ バーは、15万~40万円
この価格の開きは、キープボトルと
抜きものを入れるかが理由です。
※ 抜きものとは…シャンパンやワイン等の事です。
グラスやペール・コースター等の備品類
スナック・バーともに 5万~25万円
お酒のランクに合せ、グラスにお金をかける
というお店の場合は食器代がかさむようです。
ネット回線やカラオケ等の店内設備類
ネット回線とカラオケの設置&開通手続き費用は
合計60,000円程度でしょう。
※導入するカラオケ等の機種により変動
お店の営業に必要な冷蔵庫・製氷機・給湯器や
ワインを置く場合は、ワインセラー等や
今は、空気清浄機を設置するお店も増えています。
そのような設備類が全くない物件を借る場合は
この店内設備費用がかさむでしょう。
開業資金 7坪スナックの実例
このお店の開業費用です。
ローカウンター6席・ゆったり2BOXの物件です。
店内設備として、冷蔵庫・製氷機・2層シンクなど
全て設置されたリフォーム済みの即営業可能な
店内状態の居抜き物件でした。
①物件契約費用・・・841,400円
②お酒などのドリンク費用・・・890,800円
③グラス類や店内備品類・・・220,000円
④ネット回線やカラオケ等の設備・・・28,6000円
⑤雑費(保健所・警察等への営業許可申請費用)
・・・270000円
注:④には、空気清浄機・掃除機
小型ワインセラーの購入費用も含まれます。
注:⑤には、風俗営業許可取得に必要な、
各届出費用と、行政書士による代行費用が
含まれています。
(保健所申請費用・警察届出費用・申請用書類&図面作製費)
スナックの場合②のお酒等の
仕入れ費用が高額になりやすく
総合計:2,608,200円が開業資金に必要でした。
心斎橋のレジャービルで10坪以下のテナントは、いくらでスナックを開業できるのか?まとめ
今、10坪以下の物件を契約希望の方は
約85万円用意すれば、物件取得は可能です。
但し、開業までを考えると酒代の仕入れや
店内備品を節約しても最低70万円は
開業費用として準備が必要でしょう。
85万円+70万円=155万円が最低限
必要な開業資金と考えられます。
また、開業時の資金繰りに余裕がなさすぎると
強引にお客様に営業をかけてしまい、
お客様がいらしてくださらなくなる・・・。
なんて事につながるかもしれません。
2、3か月分のランニング費用は余裕を持った
資金繰り計画立てて、より良いお店を開業してください。
【参考記事】