■ バーをやめようと考えているけど店舗って売れるの?
■ そもそも造作譲渡って何?
■ 造作譲渡のメリットとデメリットを解説
みなさんこんにちは
バーやスナックの居抜き物件の募集条件の中に
「造作譲渡」という文字を見たことはありませんか?
BARやスナックなど飲食店を経営していて
体調不良や金銭面などを理由にやむなく
閉店・廃業される方もいらっしゃいます。
思い入れのあるお店なので、できれば
次、契約される方に内装費用や設備・備品など
できれば買ってもらいたいと思うオーナーも
少なくありません。
今回はミナミ心斎橋エリアに特化して11年
これまでに250件以上の仲介実績がある
不動産会社サンアクトの私が造作譲渡による
メリット、デメリットについて詳しく
ご説明します。
飲食店舗の造作譲渡とは
前の借主さんが物件内に設置した
内装や厨房機器などの設備が残されていて
それを次の入居者さんが買い取ることができる
というものです。
飲食店舗物件を取得する際には
その造作譲渡は
メリットとなる場合もあれば
デメリットとなる場合もあります。
そこで「造作譲渡のメリットとデメリット」を
考えてみたいと思います。
居抜き物件の造作譲渡3つメリット
メリットを知れば、開業までの準備期間を
大幅に削減できる可能性が生まれます。
1.開業までの時間を短縮できる
造作譲渡もピンからキリまであります。
例えばすごく人気のある立地だとかなり
古くなって使えないような設備や備品などに
500万円かかったケースも過去にありました。
この場合は造作譲渡というよりは権利金といった
考え方になります。
【参考記事】造作譲渡金について詳しく解説
逆に開業して半年経たずに閉店されたお店だと
ほぼ新品で営業許可さえ取ればすぐに営業が
可能となります。
2.厨房設備がそのまま使える
前入居者さんが使用されていた厨房設備が
まだまだ使える状態で残されていれば
新しく設備を買い揃える費用は減らせるでしょう。
しかも、これまで実際に使われていたので
設備が適切に配置されているケースが多いです。
3.開業費用を抑えることができる
テーブルや椅子、収納や空調設備など
全てを一から揃えるとなると
まとまった大きな費用がかかります。
残されている椅子やテーブルなど、キレイな状態で
あればそのまま使ってもよいですし
椅子は張り替えることで、新品を購入するよりは
安く済むケースが多いです。
さらに、内装、皿やグラス類、エアコンなどを
新品で揃えるよりは安く手に入り
なにより、すでに店舗内にあるため
搬入の時間と手間がカットできます。
そのため、物件の引き渡しからお店のオープンまで
準備期間を大幅に短縮できるでしょう。
★造作譲渡ではなく、無償の「残置物」として
残された設備を使うことができる場合もあります↓
【参考記事】テナントの残置物について解説
居抜き物件の造作譲渡2つのデメリット
店舗売却など不動産の造作譲渡は何がデメリットなのか、
しっかり知ったうえで購入するか判断しましょう。
1.店舗内装がそのまま使えるとは限らない
譲り受ける店内の内装が、次の新店舗のイメージと
あまりに違っていれば、せっかく買い取った内装を
取り壊してから、新店舗の内装工事をしなければ
ならなくなります。
その分、余計な工事費用が発生していまします。
2.設備は充実しているがあくまでも全て中古品であること
買い取った厨房などの設備はそもそも「中古品」です。
設備メーカーや電気店で購入するわけではないため
ほとんどの場合、性能保証や故障時の
アフターサービスがありません。
居抜き物件の造作譲渡メリット・デメリット まとめ
いかがでしたでしょうか?
「造作譲渡付きの物件」は
人によってはメリットとなり
人によってはデメリットとなります。
造作譲渡付き物件は自分にとって
メリットとなるのか
デメリットとなるのか
十分に考慮したうえで
物件選びを行っていただきたいと思います。
【参考記事】
ミナミ心斎橋エリアでテナントを探していて
造作代や造作譲渡といったキーワードが出てきて
ちょっとよくわからない
このまま契約まですすめていいの
もっと詳しく説明してほしい
など不動産の造作売買に関することで
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