はじめての【バー経営】失敗しないために開業資金はいくらぐらい必要か?について解説

はじめての【バー経営】失敗しないために開業資金はいくらぐらい必要か?について解説

飲食店開業に必要な資金と期間は?

■ 飲食店の内装費用の目安は?

■ 運転資金は最低3か月分用意

 

サンアクト代表の辰本です。

 

夢だった独立、念願のBAR経営!どうせやるなら

人気店になってお金儲けしたいと思いますよね?

 

長年飲食業界で働き、いざ自分のお店を開業しようと

思っても途中でお金が無くなってしまい

1年も経たずにやむなく閉店・・

となることを望む方はいないと思います。

 

【参考記事】

バー開業【失敗事例】ミナミでバーを廃業された方のその後の生活とは

 

今回は飲食店の開業時、お客様からの問い合わせで

最も多いこちらの質問

『バーや飲食店の開業に必要な期間と資金はいくら必要』

について、これまでにミナミでスナックやバーなど

およそ250組以上の新規開業のお手伝いをした

経験をふまえて詳しく説明します。

飲食店開業に必要な期間と資金

 

まずはいつから準備をして、いくらぐらい資金が

必要か?について説明します。

飲食店開業準備期間は6か月前

 

飲食店を自分で開業しようとするのならば、

遅くとも開業予定の6ヶ月前から準備を始めてください。

 

運よく物件を「居抜き」で見つけられたために、

準備期間が1ヶ月程度で済んだ、という方の話なども

あります。

 

しかし大抵の場合は「物件が見つかっただけ

で、その他の準備が出来ていなかったために、

開業後に苦労されます。

開店準備が足りない2つの原因

 

1.想定イメージ不足

うまくいった場合のイメージしていなかったため

お客様の数や客単価が少なかった場合の

対処方法が練られていないことが多いです。

 

2.予算管理不足

急遽物件が決まりトントン拍子に契約して

開業までに払う家賃の期間を出来るだけ短くするため

厨房機器や備品などの相見積もりもとらず

購入してしまってコストが予想以上にかかっている

などがよくあります。

事業計画では損益の計算は綿密におこなう

 

開業前にしっかりと損益シミュレーションを行ったり、

最低限必要な厨房機器、什器などはどれなのか

上限でいくらくらいまで支払っても問題ないのか、

などを検討しましょう。

BARや飲食店を開業するために必要な費用

 

 

個人経営の小規模店(10~15坪程)の場合、

「60~80万円×坪数」として大体600~1,200万円程度

かかると考えてください。

※スケルトン物件を想定

【参考記事】

【バー経営】スケルトン物件を借りた場合の内装費用はいくらかかるのか?について解説

もちろん、この費用は飲食店を出店する地域や規模

業態によって大きく変わってきます。

飲食店開業費用の内訳

 

飲食店開業時にかかる費用の内、大きなものは以下2点です。

1.物件取得費用

 

物件取得費用とは、店舗用の物件を

契約する際に必要な費用のことです。

 

この物件取得費用の内、最も金額が

大きいのが「保証金」です。

敷金と言う場合もありますが

店舗保証金は、月額家賃の

4~10ヶ月程度です。

 

保証金5ヶ月・償却2ヶ月という場合は

解約時に3ヶ月分の保証金が返金されると

いうことです。

 

その他、不動産屋への仲介手数料(通常家賃の1ヶ月分)

礼金(相場はありません)

造作譲渡代(居抜き物件の場合の設備代など)

前家賃などが必要となります。

 

物件によっては、さらに保証会社への加入が

必須というものもあります。

 

この場合は、加入時に家賃の0.5~1ヶ月分を

保証会社に支払います。

 

【参考記事】

【BAR開業】融資を受けるなら国金がおすすめ !国金が使いやすい【3つの理由】を解説

2.店舗投資費用

 

店舗投資費用とは、内装外装の設計・施工や

厨房機器、調理器具、机、イスの購入など、

店舗で営業が出来る状態にするための費用」のことです。

 

スケルトンで契約をする場合は、これらが全てゼロからかかってきます。

居抜きの場合には、これらが安く手に入るので開業費用を

抑えることができますが、店舗クリーニング費用は必要でしょう。

飲食店の居抜き物件とは

 

最近は開業までの準備と期間を圧縮できる「居抜き物件」が

人気ですが、この場合は、設備代や内装代を譲り受ける

造作譲渡代」がかかってくる場合がありますので注意です。

 

【参考記事】

初めての【バー開業】知っておきたい居抜き物件3つのメリット・デメリットを徹底解説

また、造作譲渡をする場合は、すでに他の人が

使っていた設備のため、老朽化や故障などの

危険性もあります。

 

必ず造作譲渡目録を作成し、譲渡実施の際には

前所有者立ち合いの元、動作確認をされることを

おすすめします。

飲食店の内装費用の目安

 

スケルトン物件の場合

 

スケルトンだと内装工事費・設備費の目安は、

60~80万円/坪

居抜き物件の場合

 

居抜きだと内装工事費・設備費の目安は、

10~40万円/坪程度

 

客席用テーブルやイスなどは、

居抜きでない場合は中古などを購入して

コストダウンされることをおすすめします。

その他開業にかかる費用

 

開業時にかかる費用としては、これらの他に看板代

メニュー作成代、人材採用費、人材研修費、オープン告知

レセプション開催のための販売促進費などがあります。

飲食店経営のための運転資金も必要

 

また、絶対に忘れてはいけないのが

開業時の運転資金」です。

運転資金は最低3か月分用意

 

運転資金は、「毎月かかる固定費の最低でも3ヶ月分以上

を用意しておいてください。

 

飲食店開業時は、お客様がバンバン来すぎて

店が回らなくなったらどうしよう。

 

などと夢を見がちですが、実際はそんなことはありません。

 

丸一日ノーゲストの日だって、十分あり得るのです。

 

開業後数ヶ月間は赤字のまま、ということは

全く珍しくありません。

 

開業前にかなり多めの運転資金を用意しておかないと、

食材やお酒などを仕入れるお金すら払えなくなり、

あっという間に閉店に追い込まれてしまいます。

飲食店の開業に必要な期間と資金まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

事業計画を立てる段階で開業資金以外に

運転資金をしっかりと予算に入れて

おかれることをおすすめします。

 

サンアクトはミナミのBARや飲食店舗に

特化して12年の実績があります。

これまでに700件を超える開業のサポートを

してきましたので、開業に必要な知識や経験が

豊富にありますので、きっとあなたの開業の

お役に立てる自信があります。

 

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