みなさんこんにちは!
2019年12月から現在(2022年4月)に至るまで
世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス。
世間では飲食店での感染が多いと疑われ
ミナミの飲食業界でも当初は
お客さんが激減するという
大きなダメージを受けました。
その当時は、「もう飲食店は続けられない」
と思われた人たちが一斉に物件を解約する
流れができました。
しかし、その後は、
「営業時間短縮協力金」や「休業協力金」が
支払われる流れとなってからは
徐々に空室も無くなり現在のような
「ほとんど満室状態」に至っています。
このように物件探しには厳しい時期ではありますが
なかには実際に希望する物件を借りることが
できている人もいます。
では、希望する物件に出会えた人は
なぜ出会えたのでしょうか。
弊社がお手伝いし物件に出会うことができた人たちが
共通してされていた事をまとめてみましたので
これから物件を探される人には
ご参考にしていただければと思います。
❶自分が開業する店舗の内容(業種)を明確にイメージしている
自分が“どんな物件”を求めているのか理解している
バーを始めたい人に対して
「どんなバーですか」
と聞くと、意外と答えられない人は多いです。
■どんなバーで
■どんなお客さんが来てくれて
■どんな商品(お酒・食べ物・カラオケ等)を提供して
■どれほどの利益を得て
■最終的に何を得たいのか
自分が始めるお店がどんなお店なのか
明確にイメージできていない人は
いざ物件情報が出てきてもあまりピンと来ず
チャンスを逃してしまう傾向にあります。
物件を借りる際には「家主さんの業種審査」が重要
店舗物件は居住用物件とは違い、借りる人によって
様々な使い方をされます。
一言で「バー」と言っても
多くの人がワイワイ楽しむバーもあれば
しっとり静かに楽しめるバーもあります。
家主さんの審査において
家主さんが気になる点は主に2つです。
■新しいお店がビルに入居したら、ビルの治安が悪くならないか
■新しいお店が繁盛して末永く入居してくれるのか
この2点で家主さんに安心してもらうためには
やはり「どのようなお店をしたいのか」を
明確に説明できる必要はあります。
❷いざ物件を決める時の優先順位を考えている
なんとなく「いい物件があったら・・」では決められない
居抜き物件を実際に借りるとなると
少なからず投資をすることになります。
1人でやる小さなカウンターだけのバーを
借りるにしても少なくとも契約時に
50万円ほど必要で、契約してから
オープンまでにさらに数十万円はいるでしょう。
自分が投資をするに見合う物件の条件は何なのか
その優先順位はどうなるのか
このようなイメージを持っている人は
いざ物件の新情報がでたら
申し込みするかどうかの決断は
イメージを持たない人よりも明らかに早くなり
物件契約に至る可能性が高まります。
自分が「おさえるべき」物件のポイントをわかっている
■自分がイメージするお店は最低何席必要なのか
■毎月支払わないといけない家賃などはいくらまでにしたいのか
■自分がイメージするお店は立地は重要なのか
など、詳しくわかっていればいるほど
物件を決める際の決断は早くなると思います。
そもそも物件情報が少ない状況では
同じように物件を探している人も大勢います。
その状況で数少ない物件をおさえるためには
やはり決断の早さはとても重要となってきます。
❸申込に必要な情報や資金を先に用意している
連帯保証人の情報がすでにあるかどうか
初めて出店される人の場合
連帯保証人を誰に頼むのか
ここで時間がかかるケースは多いです。
物件の申込は多くの場合「早い者順」です。
せっかく気に入った物件が見つかっても
申し込みする際の情報に不足があるために
後から申し込みをしてきた人に
順番を先に越されてしまうケースはありえます。
事前に連帯保証人になってもらう約束をしていても
いざ情報として提出必要な時にその人の職場や
住所がわからないと、その情報収集に
時間がかかってしまい後から申し込みの人に
先を越されるということもあります。
本気で物件を借りたいと思われるなら
物件が見つかる前に、先に連帯保証人となる人の承諾と
その人の勤務先情報や生年月日、身分証写しなどを
用意されることを強くおすすめします。
資金は余裕をもって
空室物件が少ない時は、自分以外でも
探している人は多くいると思っておきましょう。
そんななか、いざ物件の契約ができる状況になったのに
契約時に必要な資金がすぐ準備できなければ
家主さんとしても困ってしまいます。
お店をする≒投資
決して少額ではないお金を契約時に一旦払って
オープンして、お客さんに来てもらって
そのお金を回収しなければなりません。
オープンしてからの運転資金も必要ですので
開業のための資金は余裕をもって用意されることを
おすすめします。
心斎橋でバー居抜き物件が少ない中でも借りられている人がしている3つのこと まとめ
2020年夏頃からミナミ心斎橋エリアでは
「居抜き物件ほとんど無し」
の状態が続いています。
それでも、新しく自分のお店を始めたい
という人も大勢いらっしゃいます。
「物件の空室は少ない」けど「出店したい人は多い」
このような状況で、実際に希望の物件に
出会えるチャンスは多くはありませんが
■自分の開業したいお店を明確にイメージしておく
■物件を決める時のポイントが何なのかを知っておく
■連帯保証人情報や資金を前もって準備しておく
このような準備をしておくことで
念願のお店オープンへと近づけると思います。
物件が少ないなかでも、ぜひ諦めずに
着々と準備をしながら物件を探してみてください。